群馬県・鬼石町/神流湖を一望する料理宿[茜彩庵 山水]

漢方未来農法のやなぎた園

太田市で果実園を営む「やなぎた園」は、群馬県で唯一となるマンゴーの個人農家です。

 

「ぐんまンゴー」と名付けられたやなぎた園のマンゴーの糖度は、国産マンゴー平均値よりも高く、甘味と酸味のバランスの良いと評価されているそうです。マンゴーは熟すと自然に実を地面に落とすため、一つ一つの実が丁寧にネットで包まれて収穫を待っています。
 

 
やなぎた園の特徴のひとつ「漢方未来農法」は、柳田さんの師匠である漢方環境安全対策普及協会の代表「星野 英明」氏が考案した栽培法。化学肥料や農薬を一切使用せず、肥料や消毒に自然の生薬を用いることで、植物が本来持つ自己防衛能力を高める農法とのこと。病害虫の予防、微生物に働きかける健全な土壌の維持、植物の免疫力と生命力を高めることができるのだそうです。
 
 
また、樹を一本ずつ鉢植えで育てる「ボックス栽培法」を取り入れているのも特徴の一つ。樹一本一本を大きな鉢に植えることにより、鉢の中に伸びた細根が必要な栄養素をしっかりと吸収してくれるため、樹の成熟を早め、栄養価が上がり、糖度をあげることができるとのこと。この栽培法は柳田さんの師匠の一人、細胞全国ボックス栽培研究会 会長「駒場騏一郎」氏が考案されたものを取り入れているのだそうです。
 

 
マンゴーを育てるには「日照」と「気温の寒暖差」が重要。群馬の気候はそれにとても適しています。そう教えてくださったのが「やなぎた園」のオーナー「柳田 皓治」さん。太田の強い日差しが「ぐんまンゴー」の濃厚な味わい、糖度の高さ、鮮やかな色合いに作用しているそうです。
 

 
丹精込めて育てられた、濃厚でとろけるように甘いマンゴーたち。マンゴーは美味しいだけでなく「ビタミンA 、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、βカロテン、葉酸」など、美容や健康に良いとされる栄養成分を豊富に含んでいるそうです。
 

 
農家に転じる前の柳田さんは、介護福祉士として特別養護老人ホームに勤務していたという異色のプロフィールの持ち主。お年寄りとの園芸作業を重ねるうちにさまざまな栽培方法に魅了されていったそうです。
 

 
出荷を待つ完熟の「ぐんまンゴー」。
 

 
マンゴーを育て始めて早8年。今後も「漢方未来農法」で育てた美味しくて栄養価に富む「ぐんまンゴー」を、お客様の手元に届けたいと語ってくれた柳田さん。
 

 
「茜彩庵 山水」ではこの「ぐんまンゴー」をご夕食のデザートとしてお出しいたします。その至福の甘さを女将の手作りスイーツと共に、ぜひ味わってみてください。

INFORMATION

漢方未来農法のやなぎた園

住所:群馬県太田市東今泉町178-2

電話:090-6948-1839

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