真田のコシヒカリ 小松姫

山水で召し上がっていただいている、真田のコシヒカリ「小松姫」。
このお米は、山水から1時間ちょっとの場所にある、
自然環境に恵まれた「沼田盆地」で栽培されている「金井農園」さんのものです。
当庵でも「美味しい！」と大変好評です。

 

△自然豊かな沼田の景色

 

「真田のコシヒカリ 小松姫」名前の由来

 

小松姫は、徳川家康の家臣として仕えた武将「本多忠勝」の娘であり、真田幸村の兄・信之の奥方でした。戦乱の世の中で、沼田は真田家の領地となり、信之がお殿様に、小松姫が奥方となりました。
その頃、利根川や片品川が近くにあるものの、高台にある沼田はその恩恵を与ることができませんでした。水不足に悩む領民の様子を見て心を痛めた小松姫は、「雪を抱いた武尊山から流れてくる雪解け水を沼田台地上の水田に引くために、用水路を作ってはどうか」と信之へ進言し、用水路が造られるようになりました。
この用水路は「真田用水」と呼ばれ、今現在も重要な農業インフラとして大切に管理されています。約400年前、「沼田の領民を豊かにしたい」という小松姫の想いにと信之の決断に感謝を込めて、「真田のコシヒカリ 小松姫」と名付けたそうです。

 

△小松姫のお墓 （沼田市・正覚寺）

 

金井農園のこだわりのお米

 

「金井農園」さんでは、通常の農薬と化成肥料は使わずに、自家製発酵肥料、もみ殻燻炭、地域の畜産農家との提携による循環型農業を行い、環境に負荷をかけない稲作りを行なっていらっしゃいます。

 

そして、お米には様々なコンテストがあり、その中でも「食味分析鑑定コンクール国際大会（主催：日本食味鑑定士協会）」と「お米日本一コンテスト（主催：静岡県）」が、注目度や評価の高いものになります。
「金井農園」さんでは、2015年から全国的なコンテストに本格的に参加するようになり、これまで様々な賞を受賞されています。
最近では、2020年に「食味分析鑑定コンクール国際大会」の「有機栽培部門」で、金井農園の息子さん（金井慶行）が日本一の評価で金賞を受賞されました。
本年度（2021年）も、最もレベルの高い「国際総合部門」などに、ノミネートされています。

 

ここでは紹介しきれませんので、ぜひ「金井農園」さんのWEBサイトをご覧ください。
http://www.kanainouen.jp/

 

山水へお越しの際には、この丹精込めて造られてお米をお愉しみください。